外資系企業でサバイブするには上司との人間関係が超大事という話

「将来は外資系に転職してバリバリ働く!」

「グローバルな職場で自分の力を試してみたい!!」

そんな熱い思いを持った方に覚えておいてほしいことがあります。

それは、

外資系企業でサバイブするには上司との人間関係がめちゃくちゃ大事!

だということ。

理由は、外資系企業では人事部ではなく、上司が人事権を持っている場合がほとんどだからです。

上司と人間関係をうまく構築できず、嫌われてしまったり信頼されていなかったりすると、せっかく仕事を頑張っても適切な評価をされないことがあるからです。

シンプルに言うと、

上司から好かれていれば評価はされるし、嫌われていれば評価されない、

ということですね。

上司との人間関係、本当に大事です。

これこそが外資系企業の寿命を左右する重要なファクターですので、これから外資系企業でバリバリ働いていくのであれば、ここはしっかりと押さえておきましょう!

上司の立場になると気持ちがわかる

好きな部下は評価し、嫌いな部下は評価しない。

そうやって言うと、

「仕事に感情を持ち込むなんておかしい!」

「グローバルスタンダードから考えると時代遅れの考え方では?」

と思う方もいるかもしれません。

まさにおっしゃるとおりです。

とはいえ、自分を上司の立場に置くと、そうなる理由もわからなくもないんです。

例えば、ここにAさんとBさん、二人の部下がいるとします。

二人とも実力は同じくらいで、大きな差はありません。

あるとすれば、Aさんは普段から自分に対して忠誠心をもっていて、働く態度もとてもナイスです。

一方Bさんは普段から自分のことをあまりよく思っていないのが仕事の態度に出てしまっていて、どうも反抗的。

常に揚げ足を取ろうとしてくる姿勢が目についてしまいます。

あなたならどちらの部下と一緒に仕事したいですか?

もっといえば、どちらの部下を引き上げてあげたいですか?

おそらく、ほとんどの方はAさんを選ぶと思います。(僕もAさんを選びます笑)

その方が一緒に働きやすいです。

もっといえば、自分自身の成果を出しやすいと思います。

Bさんのように普段から自分に対して反抗的な部下はチームの和を乱すリスクがありますし、一緒に仕事をして成果を出しやすいかと言われれば「?」と言わざるをえません。

自分も感情を持った人間ですから、反抗的な部下は正直可愛くありませんし、目をかけて上に引き上げたとしても、何かの拍子に自分に対して反旗をひるがえす可能性もありますから、なるべくならリスクは避けたいものです。

外資系企業で働く上司も自分と同じ「人間」です。

我が身のサバイブを優先して考えるのは当然のこと。

部下ではなく、上司の目線に立つと「上司との人間関係の大切さ」に気付くことができます。

上司と良好な人間関係を構築するコツ

ではここで、これまでの外資系企業キャリアの中で培ってきた「上司と良好な人間関係を構築するコツ」をご紹介したいと思います。 お役に立てば幸いです。

コツ①:仕事で成果を出す

分かりやすすぎますが、まさにコレ。

どれだけナイスな人間でも仕事で求められている結果を出すことができなければ、遅かれ早かれバイバイすることになります。

外資系企業でサバイブするならとにかく結果を出しましょう。

あなたがどんな人間で、どれだけナイスで忠誠心溢れた人間かが見られるのは、仕事ができた後の話です。

コツ②:絶対に「No」と言わない

外資系企業における上司は「絶対」です。

求められる返事は「Yes」もしくは「Yes, sir!」です。(少なくとも僕がいた業界はそうでした)

「No」や「Sorry, I cannot do it… 」と言おうものなら、それは上司の頭の中にしっかりとインプットされ、“使えない奴の烙印”を押されてしまいますから絶対にオススメしません。

「できない理由」の議論は厳禁。

まずはやる。

その態度こそが信頼につながります。

やる前から言い訳をし、予防線を張る態度は99%見抜かれますからね。

次はないと思っておいた方いいです。

外資系企業って、上司からの無茶ぶりは日常茶飯事です。 そこでどれだけ結果を出せるのか創意工夫することが自分の成長につながりますし、その会社に自分が存在する価値だと思いませんか?

コツ③:プライベートもしっかり面倒を見る

今はコロナの影響で海外出張の機会は格段に減ったと思います。

ですが、もし上司が海外出張などで日本に来るときがあれば、しっかりとアテンドするようにしましょう。

宿泊するホテル、夕食の場所、買い物の場所、奥さん・娘さんへのプレゼントを買うお土産屋さん、美味しいランチのお店、オススメの観光スポットそれらの手配をしっかりしておくと、信頼度は格段に上がります。

外さないお店で上司が満足するメニューを選び、疲れない最短ルートでホテルと観光スポットを往復し、常にナイスなスマイルを見せながら英語で繰り出されるオンとオフのトピックに的確に答えを返していく。

ある意味、仕事よりもキツいタスクになりますが、信頼関係を構築する最大のチャンスがコレです。

外資系企業で働く人間なら、このチャンスは何があっても絶対にものにしましょう。

ここでのコーディネートが評価されれば仕事でも大きなチャンスがやってきますから。

ちなみに、気の利いた日用品のリストアップ(例:ミネラルウォーター、ウェットティッシュ、爪切り、綿棒など)も用意できると最高です。 200%の準備で挑んでください。

まとめ

外資系企業でキャリアを歩むには必須のスキルが「上司との人間関係構築」です。

ここを押さえておくことで、より良い外資系キャリアを歩むことができると思います。

結果主義と言われている外資系企業ですが、泥臭く信頼関係を築く努力が求められます。

なんかズルい?

フェアじゃない?

そんなことありません。

「人から好かれる」というのはビジネスにおいても最も重要なスキルの一つ。

そのために様々な手段を講ずるのはスマートなビジネスパーソンこそ取るべき戦略だと思います。

さあ、今日も頑張っていきましょう!


この記事の執筆者

MASA

関西のとある田舎出身。新卒で入社した証券会社を半年で辞めてカナダ留学へ。帰国後は都内の外資系金融会社のミドル・バックオフィス担当。ハードに働く日々を過ごす。その後、憧れだった外資系銀行に転職。海外勤務を経験。退職後は地元で起業。途中、英系の外資系金融会社のプロジェクトに参画し、完全アウェーの職場で日々奮闘。帰国後、田舎の可能性を探求しながら日々泥臭く生きています。

MASAさんのHPはこちら
イナカノマサ(英語、キャリア、ライフスタイルについて発信しています)

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