転職に役立つ英語資格8選|職種別の活かし方も解説

英語力を活かして転職を目指す場合、資格取得は自身の語学力を客観的に示す手段の一つです。

ただし、英語資格にはさまざまな種類があり、希望する転職先や職種によって役立つ資格は異なるため、目指すキャリアに合った資格選びが必要です。

本記事では、登録者の79%がビジネスレベル以上の英語力を持つ株式会社キャリアクロスが、転職におすすめの英語資格8選を紹介します。外資系・グローバル企業や日系企業、海外転職の目的別に資格の特徴や評価方法を解説するほか、英語力を活かせる職種や転職活動での活用方法も取り上げます。

英語資格の取得を検討している方や、保有資格を転職に活かしたい方は、参考にしてください。

転職に役立つ英語資格8選

資格名適した転職先の例測定スキル評価方法
TOEIC® Speaking & Writing Tests・外資系企業
・グローバル企業
話す/書くスコア制
Versant by Pearson English 4-Skills Essentials Test・外資系企業
・グローバル企業
話す/聞く/読む/書くスコア制
Linguaskill Business・外資系企業
・グローバル企業
話す/聞く/読む/書くスコア制
TOEIC® Listening & Reading Test日系企業聞く/読むスコア制
実用英語技能検定(英検)日系企業読む/聞く/話す/書く級認定+スコア
日商ビジネス英語検定日系企業聞く/読むスコア制
IELTS海外企業聞く/読む/書く/話すスコア制
ケンブリッジ英検海外企業聞く/読む/書く/話すレベル別資格+スコア評価

転職に役立つ英語資格は、目指す企業や職種によって異なります。自分に合った資格を選ぶために、上記8つの資格の特徴を比較しましょう。

外資系・グローバル企業への転職におすすめの英語資格

まずは外資系企業やグローバル企業への転職におすすめの英語資格を解説します。

TOEIC® Speaking & Writing Tests

運営団体ETS(開発・制作)/IIBC(日本での実施・運営)
主な利用国TOEIC® Program全体で世界160ヶ国
証明できるスキル話す/書く
評価方法Speaking・Writing各0~200点のスコア制

TOEIC® Speaking & Writing Testsは、英語の発信力を客観的に示せる試験です。

試験では、質問への応答や意見の説明、英文メールの作成など、ビジネスの場面を想定した問題が出題されます。文法や語彙の正確さに加え、自分の意見を理由とともにわかりやすく伝える力も評価されるのが特徴です。

英語での商談や会議、海外顧客とのメール対応がある職種など、英語で自分の考えを伝える機会が多い職種を目指す方におすすめです。

参考:IIBC「toeic」

Versant by Pearson English 4-Skills Essentials Test

運営団体Pearson(ピアソン)
主な利用国Versant by Pearson全体で世界100ヶ国以上
証明できるスキル話す/聞く/読む/書く
評価方法GSE10~90のスコア制

Versant by Pearson English 4-Skills Essentials Testは、企業の採用選考や英語力評価のほか、コールセンターやBPOなど実務で英語を使う現場で活用されます。

試験時間は30分と比較的短く、オンラインで受験できるのが特徴です。転職活動に向けて、現在の英語力を把握したい方にも利用しやすい試験です。

英語を使う業務が幅広い外資系企業や、海外拠点とのやり取りが発生する職種を目指す方に適しています。

参考:Pearson「Versant by Pearson」

Linguaskill Business

運営団体Cambridge University Press & Assessment
主な利用国世界各国
証明できるスキル話す/聞く/読む/書く
評価方法140~210点のスコア制

Linguaskill Businessは、ビジネスの現場で必要な英語力を測定するオンライン試験です。

一般的な英語力を測るLinguaskillとは異なり、職場でのコミュニケーションに関連した問題が中心です。英文メールや報告書の作成、会話の聞き取りなどを通じて、実践的なビジネス英語力を確認できます。

スコアは国際的な英語力の指標である「CEFR」のB1~C2レベルにも対応しています。外資系企業やグローバル企業への転職に向けて、ビジネス英語のスキルを客観的に示したい方におすすめです。

参考:CAMBRIDGE「Linguaskill Business」

日系企業への転職におすすめの英語資格

次に、日系企業への転職に役立つ英語の資格を紹介します。

TOEIC® Listening & Reading Test

運営団体ETS(開発・制作)/IIBC(日本での実施・運営)
主な利用国TOEIC® Program全体で世界160ヶ国
証明できるスキル聞く/読む
評価方法10~990点のスコア制

TOEIC® Listening & Reading Testは、国内企業の採用選考で英語力を示す指標として活用されている試験です。求人によっては、TOEICスコアが応募条件や歓迎条件の目安として示される場合もあります。

リスニングとリーディングの2つのセクションで構成されており、約2時間で200問に解答するマークシート方式の試験です。

採用担当者に伝わりやすいスコアで英語力を示したい方や、海外営業・貿易事務など英語の読み聞きが求められる仕事を目指す方に向いています。

参考:IIBC「toeic」

実用英語技能検定(英検)

運営団体公益財団法人日本英語検定協会
主な利用国日本が中心(アメリカやオーストラリア、カナダなどでも認定実績あり)
証明できるスキル読む/聞く/話す/書く
評価方法1級~5級の級認定+英検CSEスコア

実用英語技能検定(英検)は、1級から5級までの8段階に分かれており、自身の英語力に合わせて受験する級を選べます。

3級以上では、一次試験でリーディング・リスニング・ライティング、二次試験でスピーキングを測定します。長文読解や英作文、面接形式の試験などを通じて、英語の4技能を評価する内容です。

英検は日本国内で広く知られており、日系企業の選考時にも保有する級を通じて英語力を示せます。

参考:公益財団法人日本英語検定協会

日商ビジネス英語検定

運営団体日本商工会議所・各地商工会議所
主な利用国日本
証明できるスキル聞く/読む
評価方法300点満点のスコア制

日商ビジネス英語検定では、国際ビジネスの現場で必要な英語力を測定します。

自宅などのパソコンから受験できるIBT方式で、約30分で60問に解答する試験です。商談など実際のビジネスシーンを想定した問題が出題されます。

スコアに応じて、ビジネスで必要な英語のコミュニケーション力が「基本的」「実践的」「洗練された」の3段階で判定されます。

貿易関連の企業や海外取引のある日系企業への転職に向けて、ビジネス英語のスキルをアピールしたい方におすすめです。

参考:日本商工会議所「日商ビジネス英語」

海外転職におすすめの英語資格

海外企業への転職や、海外での就職を目指す方におすすめの英語資格を紹介します。

IELTS

運営団体British Council/IDP IELTS/Cambridge University Press & Assessment
主な利用国世界160ヶ国以上
証明できるスキル聞く/読む/書く/話す
評価方法1~9のバンドスコア制

IELTSは、企業や教育機関、政府機関などで英語力の証明として広く利用されている試験です。

試験には「Academic」と「General Training」の2種類があり、海外での就労や移住を目的とする場合はGeneral Trainingが主な選択肢となります。

General Trainingでは、日常生活や職場で使われる英語を題材とした問題が出題されます。

海外企業への転職や、英語圏への移住を伴う就職を目指す方に活用しやすい資格です。

参考:IELTS

参考:idp IELTS

ケンブリッジ英検

運営団体Cambridge University Press & Assessment
主な利用国世界130ヶ国
証明できるスキル聞く/読む/書く/話す
評価方法レベル別資格+スコア評価

ケンブリッジ英検は、原則として資格の有効期限が設けられておらず、一度取得した資格を長期的な英語力の証明として活用しやすい資格です。

試験は英語力に応じた複数のレベルに分かれており、転職で活用したい場合は「B2 First」「C1 Advanced」「C2 Proficiency」などの受験を検討しましょう。

結果は「Cambridge English Scale」と呼ばれるスコアで示され、技能別の得点や総合スコア、CEFRレベルも確認できます。

海外企業への転職に向けて、英語力を国際的な基準で証明したい方や、高度な英語力をアピールしたい方におすすめです。

参考:CAMBRIDGE「ケンブリッジ英語資格」

英語力や資格を活かしやすい職種一覧

職種英語を使う主な場面活かしやすい資格例
海外営業・海外顧客との商談
・プレゼンテーション
・メール対応
・TOEIC® S&W
・IELTS
・Linguaskill Business
貿易事務・海外取引先とのメール対応
・貿易書類の確認・作成
・TOEIC® L&R
・日商ビジネス英語検定
マーケティング・海外市場の調査
・英文資料の分析
・海外拠点との会議
・TOEIC® L&R
・Versant
コンサルタント・海外企業との会議
・英語での提案・資料作成
・Linguaskill Business
・TOEIC® S&W
・ケンブリッジ英検
ITエンジニア・英語の技術文書の読解
・海外メンバーとの共同開発
・TOEIC® L&R
・Versant

英語を使う場面や活かしやすい資格は、職種によって異なります。

たとえば、会話中心の職種と、読解・文書作成の比重が高い職種では、活かしやすい資格も変わります。

また、同じ職種でも、企業によって英語の使用頻度や求められるレベルはさまざまです。

キャリアクロスでは、職種を大分類24種と中分類に分けて指定できるため、英語を活かしたい職種に絞って求人を探せます。

英語資格の選び方・転職に活かす3ステップ

英語力や資格を転職活動で効果的にアピールするための3ステップを紹介します。

ステップ1.英語を活かしたい職種・企業を決める

英語力や資格を転職に活かすには、まず希望する職種や企業を明確にしましょう。方向性が定まると、必要な英語スキルを把握でき、資格選びや転職活動を効率的に進めやすくなります。

自身の英語力やこれまでの実務経験を整理し、興味のある職種や企業を絞り込んでください。英語をどのような環境で活かしたいかを考えながら、希望するキャリアを具体化しましょう。

ステップ2.転職先で求められるスキルや経験を確認する

希望する職種や企業が決まったら、求人票や企業の採用ページで求められる英語力や実務経験を確認しましょう。

企業によって評価基準は異なり、「TOEIC® 800点以上」などの具体的なスコアを指定する場合もあれば、「ビジネスレベルの英語力」を条件とする場合もあります。また、英語での会議や商談の経験が求められるケースもあるため、資格だけでなく実務経験も確認する必要があります。

求人票では、必須条件と歓迎条件を分けて確認するのがポイントです。応募先が求めるスキルと自身の経験を照らし合わせ、不足している場合は英語を使う業務に挑戦したり、英語試験の受験を検討したりしましょう。

キャリアクロスでは、経験年数を5段階で指定して求人を探せます。自身の経験年数を条件に求人を絞り込み、応募先で求められる英語力や仕事内容を比較できるのが特徴です。

ステップ3.資格と英語を使った経験をセットでアピールする

転職活動では、英語資格のスコアや級だけでなく、実際に英語を使った業務経験もセットでアピールしましょう。具体的な経験を伝えると、応募先の企業が入社後の活躍をイメージしやすくなるためです。

たとえば、海外顧客との英文メールでのやり取りや、英語での会議・商談、英文資料の作成などが挙げられます。担当した業務に加えて、対応した海外顧客数や商談の実績などを数字で示すと、英語を活かした業務経験をより具体的に伝えられます。

履歴書や職務経歴書には、保有資格と英語を使用した業務内容について記載し、面接でも具体的なエピソードを説明できるよう準備しておきましょう。

まとめ

転職に役立つ英語資格は、希望する企業や職種によって異なります。資格ごとの特徴を比較し、目指すキャリアに合った資格を選びましょう。

また、転職活動では資格のスコアや級だけでなく、英語を使った実務経験や専門スキルも評価されます。

まずは希望する転職先で求められる英語力を確認し、資格やこれまでの経験をどのように活かせるか整理してみてください。

英語資格や英語力を活かして転職したい方、外資系企業で働きたい方、キャリアアップを目指したい方には、JAC Recruitmentグループが運営するキャリアクロスがおすすめです。

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