英語を使う高収入の仕事ランキング!職種別の年収と必要な英語力も解説

英語を活かして年収を上げたいと考えても、どの仕事なら高収入を目指せるのか、英語力だけで足りるのかはわかりにくいものです。パイロットや管理職、経営・金融・会計・法務・ITの専門職などが候補です。ただし、年収は英語力だけで決まらず、専門性や経験、業界、役割にも左右されます。

株式会社キャリアクロスが運営する求人サイトには、年収600万円以上の求人が約4,800件掲載されています(2026年8月時点)。本記事で解説するのは、厚生労働省の統計をもとにした6職種の平均年収ランキング、仕事ごとに必要な英語力、未経験から目指すときの選び方です。

年収・英語力・これまでの経験の3点から、応募する職種を絞り込んでみてください。

英語を使う仕事の高収入ランキング

英語を使う機会がある6職種では、航空機操縦士の平均年収が約1,632万円でもっとも高く、経営・金融・保険の専門職(約1,135万円)、法務従事者(約981万円)と続きます。

年収の目安は、毎月決まって支給される給与の12か月分に、年間賞与などを加えて算出しています。集計対象は、企業規模10人以上の一般労働者(男女計)です。掲載年収は英語の使用状況を問わない職種全体の平均で、職種ごとの給与水準を比較する目安になります。

順位職種(統計上の区分)年収の目安英語を使う場面の例前提となる専門性・経験
1位航空機操縦士約1,632万円国際線の運航国の資格、訓練、乗務経験
2位その他の経営・金融・保険専門職業従事者約1,135万円海外の財務資料の読解、海外拠点との調整金融・経営分野の専門経験
3位法務従事者約981万円英文契約書の審査、海外との調整弁護士などの資格
4位管理的職業従事者約967万円海外本社への報告、多国籍チームの管理担当分野の実績、管理経験
5位システムコンサルタント・設計者約889万円技術文書の読解、海外チームとの協業システムの設計・導入の経験
6位公認会計士,税理士約811万円英文決算資料の確認、海外子会社の監査会計の資格と実務経験

海外の資料を読み取ったり、海外の担当者と連携したりする仕事では、専門知識や実務経験に加えて英語力が役立ちます。自分の専門性を活かしながら、英語を使う仕事へ活躍の場を広げることも可能です。

外資系企業の年収の仕組みは、「外資系の年収が高いのはなぜ?評価システムや報酬体系の仕組みを解説」で詳しく解説しています。

参考:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」

参考:国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」

1位:航空機操縦士(パイロット)

航空機操縦士の年収の目安は約1,632万円で、6職種のなかでもっとも高い水準です。

国際線の運航では、操縦士が航空無線による空港との交信や運航情報のやり取りに英語を使う場面があります。国際航空運送に従事する操縦士になるには、国土交通大臣が実施する航空英語の試験への合格と、航空英語能力証明の取得が必要です。

養成施設の課程を修了した人などは、試験の全部または一部が免除されます。英語を使う仕事のなかでも、英語力が資格として制度化されている職種です。

英語力に加えて、操縦に必要な国の資格と、航空会社での訓練や乗務経験が前提になります。中途から目指す場合は、資格を取得するまでの負担が大きい点も確認しておきましょう。

参考:国土交通省「航空英語能力証明制度」

2位:経営・金融・保険専門職業従事者

厚生労働省が公表している「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」という統計区分の平均年収は、約1,135万円です。

この区分には、経営コンサルタントや証券アナリスト、アクチュアリー、社会保険労務士、中小企業診断士などが含まれます。海外市場の資料や財務資料を読んだり、海外拠点や顧客と調整したりする際に英語を使います。

3位:法務従事者

法務従事者の年収の目安は約981万円です。この統計区分には、弁護士、弁理士、司法書士などが含まれます。企業の法務部門で働く法務係事務員は、別の職種区分で集計されています。

英語を使う主な場面は、英文契約書の審査と海外の関係者との調整です。弁護士などは資格が前提で、企業の法務部門で働くには法務の実務経験が求められます。

法務の実務経験をもつ人は、英文契約書を扱うための英語力を身につけることで、外資系企業の法務職も目指せます。

参考:厚生労働省「役職及び職種解説」(賃金構造基本統計調査)

4位:管理的職業従事者(管理職)

管理的職業従事者の年収の目安は約967万円です。法人・団体の役員や管理職員などを含む統計区分の平均で、英語使用の有無や勤務先の企業形態を問わない数値です。

英語を使う管理職には、外資系企業で海外本社へ業績を報告する役割や、国をまたぐチームをまとめる役割があります。こうした管理職では、担当分野の実績やチームを率いた経験も求められます。

5位:システムコンサルタント・設計者

システムコンサルタント・設計者の平均年収は約889万円です。システムの設計・導入経験を活かし、英文の仕様書や技術文書から要件・制約を読み取って、設計内容を検討する仕事があります。

海外チームと協業する場合は、会議で仕様について認識を共有したり、設計上の課題や対応方針を相談したりするためにも英語を使います。技術文書を読み解く力に加え、設計方針を英語で説明し、関係者と調整する力も活かせる仕事です。

6位:公認会計士,税理士

公認会計士,税理士の年収の目安は約811万円です。英語を使う場面には、英文の決算資料の確認や、海外子会社の監査があります。

米国会計基準に沿った決算や海外本社への財務報告などでは、米国公認会計士(USCPA)の資格が評価される場合があります。日本の公認会計士とは別の資格です。

公認会計士資格が必須ではない経理・財務職でも、経理経験と英語力を活かせます。海外拠点と連携した決算業務や、英文の会計資料を扱う求人などが候補です。

高収入を目指す転職で求められる英語力

求められる英語力は、文書の読み書きから会議・交渉まで担当業務によって異なります。ここでは、前章の統計上の職種区分とは別に、業務の例から必要な英語力を説明します。

英語学習の進め方は、「ビジネスパーソンの英語学習について」を参考にしてみてください。

事務職:定型英文に対応する基礎的な読み書き

貿易事務などでは、定型的な英文メールのやり取りや書類の確認を担当する場合があります。海外の取引先から届いたメールや書類を読み、日付・数値・依頼内容を確かめ、ひな型を使って英文で返信する業務がその一例です。

会議での説明や交渉まで担当する場合は、読み書きとは別の英語力が必要です。同じ事務職でも、業務の範囲によって求められる水準が異なります。

IT・会計職:専門用語まで理解する実務的な読解力

ITの技術文書や会計の英文報告資料では、専門用語と重要な条件を正確に読み取る力が必要です。IT職では仕様書やマニュアルに記載された要件や前提条件を、会計職では英文の決算・監査資料に記載された金額や期間を読み取ります。

海外の担当者との会議や業務調整を担う場合は、読み書きに加えて、自分の考えを英語で説明し、議論する力も求められます。

管理部門:社内会議に対応できるビジネス英語

経理・人事・企画などの管理部門では、海外拠点との会議が英語を使う場面の一例です。議題を理解し、進捗を説明して、質問に答えられる英語力が必要です。

進捗の報告が中心なのか、会議での意見調整や進行まで任されるのかによって、必要な英語力は異なります。会議の頻度や使用言語は、面接で聞いておくと仕事のイメージをつかみやすくなります。

営業職:条件交渉まで対応できる高度な英会話

海外の顧客との商談では、提案し、想定外の質問に答え、取引条件について交渉できる英会話力が必要です。

メール対応が中心の営業支援と、商談を主導する営業では、必要な英会話力が異なります。商談を主導する場合は、商品・業界の専門知識や交渉経験も必要です。商談の進め方や担当する範囲は、選考時に確かめておきましょう。

英語を使って高収入を目指す3つのポイント

転職でいう「未経験」は、業界未経験、職種未経験、英語を仕事で使った経験がない場合の3つに分けられます。どれに当てはまるかによって、活かせる経験が変わります。

ランキングの平均年収は、未経験者の提示年収ではありません。応募先は、求人ごとの条件と年収を確認して選びます。

30代の転職で年収アップを狙う場合は、「30代で外資系企業に転職!年収アップを実現する成功のポイント」も参考になります。

これまでの職種経験や専門性を活かす

異業界への転職では、これまでの職種経験を活かせる仕事から探すと、応募先を絞り込みやすくなります。英語を使う仕事でも、専門知識や実務経験が求められるためです。

たとえば経理・財務の経験者なら、海外拠点と連携して決算業務に携わる仕事も候補です。英文資料の確認や海外担当者とのやり取りでは、経理の知識と英語力の両方を使います。

応募先を選ぶときは、担当してきた業務と募集内容が重なる部分を整理し、経験や実績を具体的に伝えましょう。

応募に必要な資格・実務経験を確認する

求人の応募条件は、資格や実務経験が「必須」なのか「歓迎」なのかを分けて判断しましょう。歓迎要件を満たしていなくても、必須要件を満たせば応募を検討できるためです。

たとえば自動車部品の営業職では、営業経験について業界の指定があるか、英語力やリーダー経験が必須か歓迎かが比較のポイントになります。

まず必須条件を満たすかを確かめ、仕事内容と提示年収が希望に合う求人から検討するとよいでしょう。

英語の使用場面が自分に合う求人を選ぶ

英語レベルの表示だけでなく、どんな業務で英語を使うかにも注目して仕事を選びましょう。同じ英語を使う仕事でも、読み書きが中心か会議・商談が中心かで必要な力は変わります。

たとえば経理職でも、英文の決算資料の確認やメール対応が中心の仕事と、海外拠点との会議で説明や質疑応答を担う仕事があります。英語の実務経験が少ない人には、読み書き中心の仕事も選択肢です。

キャリアクロスでは、英語レベルを「無し」から「ネイティブ」までの6区分で指定して求人を絞り込めます。気になる求人を見つけたら、求められる英語力と仕事内容を、自分の経験に照らして判断しましょう。

自分の適性は、「外資系企業に向いている人の特徴7つ|合わない人の特徴と見極めチェックリスト」でも確認できます。

英語を使う高収入の仕事に関するよくある質問

英語を使って高収入を目指す際は、仕事の選択肢や年収の目安も気になるところです。ここでは、英語を使う高収入の仕事に関する疑問に答えます。

英語を使う仕事で高収入を目指す女性は職種が限られる?

女性だからという理由で、英語を使う高収入の仕事への応募が一律に制限されるわけではありません。男女雇用機会均等法第5条は、事業主に対し、募集・採用で性別にかかわりなく均等な機会を与えるよう求めています。

応募できるかどうかは、求人ごとの資格・実務経験・英語力などの条件次第です。

参考:e-Gov法令検索「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」

英語を使う仕事で年収1,000万円を目指せる?

職種によっては目指せます。令和7年の統計で年収の目安が1,000万円を超えるのは、6職種のうち航空機操縦士と経営・金融・保険専門職業従事者の2区分です。

職種の平均年収とは別に、キャリアクロスでは年収1,000万円以上の求人を約430件掲載しています(2026年8月時点)。応募先は、提示年収だけでなく、仕事内容と必要な経験も踏まえて選びましょう。

英語を活かして高収入な仕事を狙うならCareerCross

英語を使う高収入の仕事には、パイロットや金融・法務・ITの専門職、管理職があります。英語の使用場面は業務によって異なり、専門性や実務経験との組み合わせが強みになります。転職先は仕事内容・応募条件・提示年収を比較して選びましょう。

英語力を活かせる仕事を探している方、キャリアアップを目指す方、外資系企業で働きたい方には、JAC Recruitmentグループが運営するキャリアクロスがおすすめです。英語力を活かせる求人・外資系求人・ハイクラス求人に特化した転職サイトとして、2000年のサービス開始から25年以上運営を続けています。

キャリアクロスは、グローバル転職に特化した独自の求人データベースを保有し、年収600万円以上のハイクラス求人を約4,800件掲載しています(2026年8月時点)。

求人は、職種や経験年数、日本語・英語それぞれ6段階の語学レベル、33段階の希望年収などを指定して絞り込めます。応募条件や提示年収を比較しながら、転職先を検討できます。レジュメを公開すると企業からスカウトを受け取ることもできるため、自分のペースで転職活動を進められます。

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