外資系・グローバル企業インタビュー Vol.11 サーブコープジャパン株式会社

1.卒業後からのキャリアパスを教えてください。

 大学卒業後は貿易事務、英会話教師、オフィスマネージャーなどいくつかの職種を経て、友人の勧めでサーブコープに入社しました。今年で15年目になりますが、当時はマーケティング兼営業として、不動産仲介会社に一軒一軒訪問してご案内していました。その後フロアマネージャーからマーケティングマネージャーとなり、再度フロアマネージャーを経て、2012年から採用、トレーニング&サービス部署のマネージャーをしています。日本市場の拡大に伴い新設された部署なのですが、ゼネラル・マネージャーに私の人選や育て方を評価していただき、やってみないかと声をかけてもらったのです。もともと、サーブコープの採用・トレーニングの考え方が大好きでしたので、この仕事への相性は非常に良かったと思います。また、相手に応じて伝え方やトレーニングの進め方を変えることで一人ひとりに効果的なトレーニングを実践していますが、営業時代に培ったところが大きいですね。現時点で必要としていることだけでなく、潜在的・将来的に必要としていることを掘り下げてサポートするところは変わりません。サーブコープは本人の意思を尊重してもらえますので、私のようにいろいろな経験ができたのだと思います。

【六本木様とゼネラル・マネージャーのオルガ・フリートストラ様】

2.現在のサーブコープでの具体的な仕事内容を教えてください。

採用に関しては、基本的にダイレクトリクルーティングのみ実施しています。Webでは他社媒体や自社サイトを使っています。その他の活動としては、キャリアフェアに参加をしたり、社員からの紹介を受けることもあります。応募がありましたらスクリーニングし、毎日平均5通ほど、多いときは20通くらい積極的にスカウトメールを送っています。採用コストを圧倒的に抑えつつ、人材の質もよいのでダイレクトリクルーティングはやはり魅力的です。ただし手間と時間をかけないと全く効果が出ないのも事実です。頻繁に変更を加えるなどの工夫を重ねています。これも営業と共通していることですが、やればやるほど反響があると思います。

トレーニングに関しては、本社が作る全世界共通の教材を使用しており、私はそのマネージメントとファシリテーションとして、受講者の理解度を図りながらサポートをしています。その他、日本独自のトレーニングも作成しており、例えば、新入社員でもご入居のお客様のインターネットを接続できるように組んだIT実践マニュアルは、グローバルで採用されました。現場で足りない部分を補完できるように発信したことが、認められて実施されるのはやりがいですね。

3.インバウンド営業であるものの、セールスはネットワークイベントに参加する場合もあるそうですね。どういったイベントに参加されるのでしょうか?

外資系企業のお客様が多いので、定期的に大使館や商工会議所が主催しているイベントに参加をしたり、また異業種交流会で経営者層の方とお会いしています。そこでは宣伝の場としてパーティーに参加して、コネクションを増やしていきます。もちろん実際にご契約に至るお客様にお会いできることもありますよ。

4.オーストラリアが本社ですが、一般的な日系企業と違う点はどんなところでしょうか?

まず個人のマインドが違うと思います。インターナショナルな人員構成となっており、日本人は全員バイリンガルで、留学経験者、海外生活経験者、インターナショナルスクール出身などのバックグラウンドがありまして、国際的なマインドを持っています。また企業としても、限られた時間の中で業務を終わらせ、且つ成績を出す、という合理的な文化が浸透しています。ミーティング以外の方法でも効果的にコミュニケーションをとる努力や、意思決定を速くする、といった事が最大の特徴かもしれません。女性の割合が95%以上、残業をほとんどせずに業績も上げる、という職場は珍しいかもしれませんが、仕事とプライベートの両立は、家庭であれ、MBA取得であれ、趣味であれ、当たり前のことというカルチャーは社員の誇りでもあります。前職もセールスだったというフロアマネージャーは多いのですが、彼女たちからは、それまで常態化していた残業や接待がゼロになってよかった、という声をよく聞きますね。

5.どういった方が活躍や昇格をされていますか?

総じて言えるのが、成功したい・キャリアアップしたいと思っている方です。そういう方には、お客様の成功が自分たちの成功につながるという、「ウィン・ウィン」マインドが備わっています。具体的には、我々が提供するサービスは、立地、内装、契約形態、ITサービス、チームサポートの全てがまずはお客様のビジネスが成功するには何が必要かという観点から作られていますので、スタッフがすでに持っているマインドとぴったり合致しているというわけです。さらに、お客様との信頼関係を築くために、普段から視野を広く持ち、お客様から求められる前に先回りするマインドと行動力がサーブコープで活躍するキーポイントですので、年齢や経験の浅さは関係ありません。

また弊社はキャリアアップサポートのため研修にはかなり力を入れていまして、入社直後のinduction trainingやposition training、実務を学ぶsales training、管理職向けのleader trainingやteam trainingなどさまざまなトレーニング制度があります。E-learningやロールプレイ、実践的なものなど、それぞれのコンテンツに合わせて一番効果的な方法を取り入れています。さらに、マネージャーには1週間本社シドニーでの研修がありますが、各国から集まった10名ほどの社員と受講していくなかで、プレッシャーを一緒に乗り越えて成長していきます。また、毎年行われるInternational Management Meetingでは世界中からマネージャーが集まるので、そこで同じメンバーに再会し、お互いの成長を確認するだけでなく、仕事仲間として情報交換し、海外でレンタルオフィスを検討しているクライアントの提案にも生かしているようです。そういった各国の仲間との経験もモチベーションに繋がるようですね。

6.レンタルオフィスを扱う会社として、何かオフィス環境のこだわりはありますか?

オフィスを商品にしているので、内装にはいくつか譲れないポイントがあります。窓側の受付、御影石でできたチェッカー柄の床、ニュージーランドから取り寄せる一枚張りのカーペットは、どの国のサーブコープでも共通しているものです。色使いの違いはありますが、お客様がエレベーターから降りたときに、一目でサーブコープだとわかるようにしています。ただあくまで「お客様の会社のオフィス」だと感じていただくために、「サーブコープ」という文字は一切置かないようにしているのです。常に一番良いものを提供したいという思いと、お客様のビジネスがあってこそ私たちがある、という思いが象徴されていると思います。

7.今後の会社の目標や展望を1つ教えてください。

CEOの言葉で”We don’t want to be the biggest, we want to be the best.”というのがあります。弊社は現在成長局面にいるので日本でも、外国でも更に拠点を増やす予定なのですが、今後もクオリティー面においてベストなものを提供し続けたいと思っています。クオリティーには4つこだわりがありまして、まずロケーションですが、Aグレードのビルを厳選し、一等地のオフィスを提供したい。次にITインフラなのですが、世界160拠点すべてで統一された大企業並みの機材を使用しているだけでなく、国やエリアごとに社員のエンジニアを常駐させて、メンテナンスやトラブルにいち早く対応しています。オフィスサービスは、ただの空間ではなく、当たり前に使えるインフラ設備が不可欠なので、お客様にストレスのない環境を届けなければいけないためです。電話もVoIPテクノロジーを導入して社内ローミングを可能にしているので、国際電話の通話料を圧倒的に安くしたり、サーブコープネットワーク内では海外であっても内線通話としてかけられるようになっています。3つ目は、契約形態をクライアントの状況によってフレキシブルにしていることです。日本固有の12か月の保証金や内装・採用といった莫大な費用を用意する必要もないので、外資系のお客様には導入していただきやすくなっているのです。そして4つ目は人ですね。インフラはオートメーション化しているのですが、スタッフの対応はどこよりも明るくて人間味あるものだと自負しています。またお客様によって仕事の進め方も変えるように教育しているので、秘書もパーソナライズしたサービスを提供しています。その結果、スタッフの対応で契約やリピートを決めたというお声をいただけているのだと思います。こういった高いクオリティーの「トータルオフィスソリューション」を、どれだけ拠点が増えても提供していきたいです。

8.最後に求職者にメッセージをお願いいたします。

社員にサーブコープに入社して良かったことを聞くと、努力して目標達成すれば、それに見合う報酬や昇格のチャンスが与えられることだと聞きます。弊社のセールスは、レンタルオフィスをただ売るのではなく、そのクライアントのPR方法や事業まで深く提案するスタイルなのですが、10年以上働いている社員も少なからずいますので、チャレンジングなのに働きやすい環境というのが一番の魅力ではないでしょうか。またレポートラインの上司とは英語でコミュニケーションを取るので、英語を使う環境を求めている方には非常に合っていると思います。ですので、ぜひご興味がある方にはご応募していただきたいです。

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