外資系企業に向いている人、向いていない人の特徴

これから外資系企業に転職しようと考えている方の中には、

「果たして自分は外資系企業に向いているのだろうか?」

と不安な思いを抱えている人もいるかもしれません。

そんな方のために、僕が過去に外資系企業を体験してきた中で見てきた「外資系企業に向いている人の特徴」についてご紹介します。

今後の転職活動の参考にしていただけると幸いです。

外資系企業に向いている人の特徴

①:英語が話せる人

外資系企業で働くのであれば英語力が求められます。

求められる英語力は企業によってマチマチですが、英語力があるに越したことはありません。

外資系企業で働いていると、突然外国人上司が来日したり、海外の業者とのミーティングに同席するように言われたり、予想もしていない場面で英語を使う必要が出てくることがあります。

そんなときに英語をサラッと使うことができると評価もアップし、キャリアアップのチャンスをつかむことができます。

逆に、

「…いやあ、私は英語があまり得意ではありませんので。。。」

という姿勢を見せてしまうと、周りからの信頼を失い、再度チャンスを掴むことが難しくなるでしょう。

繰り返しになりますが、外資系企業を職場として選択する限り、企業によって求められるレベルに違いはあれど英語力は求められます。

②:異文化を理解し、受け入れられる人

外資系企業で働くと、様々な国の上司や同僚と共に仕事を進めることになります。

アメリカ、イギリス、ロシア、オーストラリア、シンガポールなど、それぞれの国によって異なった文化があり、多様な仕事への価値観を持っています。

その違いにぶつかった時に、それを許容できる耐性があると外資系企業で働きやすいと思います。

例えば、日本人であれば「会社のために仕事をする」「多少の自分の犠牲はいとわない」という考え方が無意識のうちに価値観として刷り込まれている面がありますが、海外の人は全く違います。

定時になればサクッと帰宅する人が大半ですし、仕事よりもプライベートを重視したいという価値観の人が多数を占めます。(あくまでも日系企業と比較した場合)

なので、海外の仲間と仕事をしていると

「こっちは緊急の案件に対応しているのに、海外の支店の人間に連絡がつかない!!」

「え、今日あの人は休みなの?他にこの案件について把握している人がいないし困ったなあ。。。」

こんな場面に遭遇することもあるかもしれません。

それに対して

「まあ文化が違うし仕方ないよね。」

と理解し、前向きに仕事を進めることができる人は外資系企業に向いていると思います。

外資系企業で働きたいと思う人は何かしらの異文化を経験していると思いますので、このような“プチカルチャーショック”のようなものへの耐性は十分にあると思います。

そこまで過敏に心配する必要はないと思いますが、これまでキャリアを築く中で、

「仕事ってこうすべきじゃないのか?」
「普通、仕事ってこういうもんだろう?」

という“日本人特有の常識”が刷り込まれている場合は要注意です。

③:辛抱強くコミュニケーションが取れる人

それぞれの国によって個別のビジネスの習慣や暗黙の了解などが存在します。

日本には日本独特のビジネスの進め方があり、それにのっとってビジネスを進めることで仕事が前向きに進むことってありますよね。

ただ、日本のローカル文化に詳しくない外国人上司や同僚の場合、

「なぜ、そういう進め方になっているんだ?」

と厳しい口調で問い詰めてくることもあるでしょう。

また、そこできちんと説明したとしても、さらなる厳しいツッコミを招くこともあります。

そうなると、

「なんでわからないんだ?」
「いやいや、日本ではこれが当たり前なんだって!」

つい、こんな風に言い出したくなることもあります。

ですが、そこを辛抱強く相手に理解してもらうコミュニケーションをとる事が外資系企業では大切です。

面倒かもしれませんが、それも外資系企業で働く面白さ。辛抱強くコミュニケーションが取れる人は外資系企業に向いていると思います。

④:ハードワークに耐性がある人

世界中の支店の上司・同僚と仕事を進める外資系企業の場合、時差の都合上、どうしてもハードワークが求められてしまう場合があります。

例えば、日本では真夜中でもニューヨークでは朝の時間帯です。

米国のチームとのミーティングとなると向こうの時間に合わせてミーティングをセッティングするのが通例ですので、結果として長時間勤務になってしまうことがあります。(米国が日本の時間に合わせてくれるのが一番いいのですが、あまりそういうケースはありません…。)

全ての外資系企業がハードワークを求めるわけではありません。

ですが、僕がいた金融業界となるとリアルタイムでコミュニケーションが取れることが重要視される傾向があり、結果として真夜中まで仕事をすることは珍しくありませんでした。

役職が上になるとチームメンバーの管理もやらなければいけませんので、さらにハードになります。ピーク時は「毎日帰宅が3時、出社が9時」という時期も経験したことがあります。

いずれにしても、

「ガンガン働いてキャリアアップを目指したい!」
「ハードに働いて結果を出すことが好き!」

という人は外資系企業に向いていると思います。

逆に外資系企業に向いていない人の特徴とは?

先ほど紹介した「外資系企業に向いている人」の逆が「外資系企業に向いていない人」となります。

ざっと挙げてみると、

  • 英語が話せない人
  • 異文化への理解がない人
  • 辛抱強くコミュニケーションが取れない人
  • ハードワークできない人

このような人ですね。

こうしてみると、外資系企業云々というよりはビジネスパーソンとしてやっていくのが厳しそうな印象を受けますよね…。

まとめ

今回の記事では「外資系企業に向いている人、向いていない人の特徴」について書いてみました。

今回挙げた特徴はあくまでも僕個人の体験によるものですので全ての人に当てはまるとは思いません。ですが、

  • 英語が話せる
  • 異文化への理解がある
  • 辛抱強くコミュニケーションが取れる
  • ハードワークできる

これらの要素は、これから貪欲にキャリアアップを狙うのであれば大切なスキルです。より良いキャリアを目指すためにも、常に意識しておきたいですね。


この記事の執筆者

MASA

関西のとある田舎出身。新卒で入社した証券会社を半年で辞めてカナダ留学へ。帰国後は都内の外資系金融会社のミドル・バックオフィス担当。ハードに働く日々を過ごす。その後、憧れだった外資系銀行に転職。海外勤務を経験。退職後は地元で起業。途中、英系の外資系金融会社のプロジェクトに参画し、完全アウェーの職場で日々奮闘。帰国後、田舎の可能性を探求しながら日々泥臭く生きています。

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