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駐在員と現地採用の違い

2017.6.27

 

日本企業の海外現地法人会社で働くのには、日本の本社で採用されて日本から駐在員として派遣される場合と、現地で現地採用社員として働く場合があります。

どちらが良いでしょうか?どちらにも一長一短がありますので、それを少しみてみましょう。
 
まずお給料などの待遇は、日本からの派遣員の方がずっと良いです。

現地採用は、現地のローカルスタッフと同じ待遇の給与レベルですから、どうしても低く抑えられます。派遣員であれば、高級アパートの家賃は会社が払い、車も支給される場合が多いです。安全面により自分で車を運転するのが禁止される国もありますが、そのようなところでは専属の運転手をつけてくれます。

大手企業になると、ご家族と赴任される派遣員には奥様専用の車とドライバーが手配されるところもあります。一時帰国の際には、回数に制限はあるものの家族の分も含めて旅費の支給もありますし、休暇も多めです。日本食配給制度というものもあって、日本から日本食や日本製の紙おむつなどを送ってくれる会社もあります。
 
現地採用だと、家賃や車は自分のお給料からやりくりする必要があります。

日本に帰省する際も、旅費は勿論自分もちです。仕事によっては日本に出張させてもらえる場合もありますが、あくまで仕事なので、出張を利用してついでに実家に行ったり友達に会うというようなことは、普通は出来ません。

日本人の派遣員が多い会社だと派遣員だけの家族連れのパーティーなどがあっても、現地採用の日本人は普通は招待されません。同じ日本人なのに何で?と、不満に思う現地採用の人も多いようです。
 
しかし、派遣員の方たちは、自分の意思でその国に来たわけではなく、会社の命令で来た方たちです。自分が行きたい国に派遣されればラッキーなほうで、思いもしなかった国とか、希望しない国に派遣されてしまうこともあります。国の事情によっては家族を連れて行くのが困難で、やむなく単身赴任となる場合もあります。また仮に自分にとっては好きな国でも、奥様やお子様にとっては馴染めない国もあり、ご家族にストレスが溜まってしまうこともあります。

独身や単身で派遣されて、好きな国というわけではないけれど、滞在期間を目いっぱい楽しもうとするポジティブな方もいますが、期限付きの滞在であることを心の拠り所として、他の日本人と愚痴に明け暮れる方もいます。日本企業はグローバル化から始まって、いまや製造拠点もどんどん海外に出ていますから、日本人派遣員の数はかなり増えているはずですが、その中で本当に現地生活をエンジョイされている派遣員の方は、少数なのではないでしょうか。
 
大手企業、特に総合商社などは、大学で外国語を専攻しても、その外国語を話す国に派遣されることは、なぜかあまりありません。

せっかくスペイン語を専攻したのにロシア派遣になるとか、語学が生かせたとしても、フランス語専攻だとアフリカ駐在とか、そんな感じです。大学の専攻よりも、入社してから語学研修で特定の国でみっちりと、今まで全く勉強したことがない言葉を勉強させられる場合が殆どです。大企業の人事の方は、言葉が出来ると派遣員は遊んでしまうと思っているのか、また派遣員には苦労させなければならないと思っているのかと、そんなことも考えてしまいます。
 
一方現地採用の日本人は、自分の意思でその国にいる人たちです。

当然その国が好きで住んでいる人が殆どでしょう。日本人ではない方と結婚している場合、相手の仕事の都合でその国にいるが、日本からの派遣ではないので現地採用として働くという方もいるかもしれませんが、大好きとまではいかなくても、好きでその国に住んでいる現地採用の日本人の比率は、好きではないがやむなくその国に住んでいるような派遣員の比率と同じくらいかもしれません。

なので、現地採用の人の方が、現地の生活をエンジョイして現地の情報も沢山持っていると、派遣員の人は現地採用の人をうらやましく思うこともあるようです。それに、会社の費用でいくら豪邸に住めても、日本に帰れば狭い家での暮らしだからね、とも思っているようです。期限付きの生活だと、住まいも家具付のアパートや家になりますから、自分で色々飾り付けたいインテリア好きの奥様にとっても、不満になるのではないでしょうか。
 
とにかく海外で働きたい!と思っている人は多いかもしれませんが、長い目でみてどのように働いていきたいのかを、まず少し考えてみることをお勧めします。

それによって、グローバル企業に就職して海外に派遣してもらうのを狙うか、自分で海外にでて現地採用の職を探したほうが良いのかが変わってきます。グローバル企業といっても、全世界に拠点があるわけではなく、特定の地域や国にしか拠点がない場合は、その特定の国に派遣してもらう為にその会社への就職を狙うことも可能ですが、派遣してもらえたとしても期限付きとなるでしょう。あまりその国に行きたい気持ちをむき出しにすると、かえって派遣をためらわれる場合もあります。なので、そういう気持ちは抑えてクールなアプローチをしてみるのもお勧めです。

では、海外派遣を狙った方がいい人と、現地採用を狙った方がいい人の違いをまとめてみましょう。

海外派遣を狙った方がいい人

・英語などの語学を生かして、どこでも良いから海外勤務をしたい人。
・ひとつの会社に長く勤めたい人。
・言葉だけでなく、仕事のスキルアップをしたい人。

現地採用を狙った方がいい人

・ある特定の国が好きで、どうしてもその国に住んで働きたい!という人。
・ある特定の国で、仕事をしながら住んでいけるか試してみたい、という人。
・海外生活がうまくいかなくても、日本に帰って就職できるだけのスキルがある人。語学のスキルでも可。
・短期の滞在でもよいので、自分が選ぶ色々な国で働いてみたい人。


ここで断言はしたくないのですが、色々な例をみると、男性なら海外派遣を狙い、女性なら現地採用を狙った方が上手くいくような気もします。最近は女性の海外派遣も増えていますが、総合職の女性派遣員はあまり伸び伸びしていないように見受けられるからです。本社の人との人間関係とかいろいろなしがらみに縛られているような印象です。

本社からも、女性社員が海外で何かあると大変、という注意を受けているからか、あまり思い切って羽目をはずせないようです。また日本だけではないですが、キャリアの途中で結婚して、再度海外派遣となった場合に、旦那さんと一緒に赴任地に行けることはまずありません。男性の場合は現地採用だと、同じ男性なのに派遣員の男性と待遇があまりに違い、女性よりも不満が大きいようです。実際現地採用の日本人は、圧倒的に女性が多いのではないでしょうか。
 
私自身は、これまで自分の意思で生きてきたつもりなので、ある日突然、xx国に行ってくれとか、来月日本に帰任だ、と言われて住むところを替える生活が想像できないのですが、そういう生活もエキサイティングかもしれません。また住むところやビザを会社がサポートしてくれるのなら、希望しない国でも期限付きで住んでみるのは良いかもしれません。ただ、そうなったら会社への依存度が強くなって、過剰に従順になってしまうような気もします。
 
海外で働くためのアプローチに関して、参考になりましたでしょうか?派遣員にしても現地採用にしても、海外で働くからには現地の社員との付き合いをうまくやる必要があります。次回は、ミニ日本化している日本企業の海外法人の現地社員とどう付き合っていけばよいのかを、ご紹介したいと思います。

                                              

この記事を書いた人

T様

海外在住暦20年のビジネスウーマン。夢だった海外生活のため日本の勤務先を休職し、スペインに単身留学。卒業後、現地の日系グローバル企業に就職し、その後南米に転職。合計4ヶ国での勤務を経て、現在は営業管理職を務める。



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