レッテンマイヤージャパン株式会社

J. Rettenmaier & Söhne GmbH & Co. KG（JRSグループ）**は、1878年にドイツのローゼンベルクでヤコブ・レッテンマイヤーが製油・穀物工場として創業して以来、一貫して自然素材と向き合い、技術革新を続けてきた独立系のファミリー企業です。創業から145年以上の時を経て、今日では再生可能な植物繊維原料の研究開発、加工、製造におけるグローバルリーダーとしての地位を確立しています。

JRSグループの中核をなすのは、独自の**「JRSプラントファイバー技術（JRS Enhanced Process Technology）」**です。これは、セルロース、木材繊維、穀物、果実といった貴重な天然資源の持つ機能を最大限に引き出し、超微細繊維、顆粒、ペレット、特殊配合物といった形で工業用途に最適化する、独自かつ革新的なプロセスエンジニアリングモジュールシステムです。この技術により、JRSは天然素材から機能性を生み出すエキスパートとして、競合他社にはない技術的優位性を確立しています。

同社の製品ポートフォリオは、現代社会のほぼすべての産業と生活分野に応用されています。事業は大きく分けて三つの柱から成り立っています。

ライフサイエンス（Life Science）：ヒトおよび動物の健康と栄養に焦点を当てた部門。医薬品の錠剤の崩壊剤や結合剤として使われる賦形剤（例：微結晶セルロース/MCC）やコーティング剤、および食品の機能性・ヘルシー化に寄与する食物繊維などが含まれます。

ファイバーソリューション（Fiber Solutions）：現代産業向けの機能性繊維および添加物の研究・生産部門。化学、プラスチック、濾過、道路建設（アスファルトの安定化）、建材などの技術的応用分野で、製品の機能性、持続可能性、コスト効率を高めるソリューションを提供しています。

消費財（Consumer Goods）：動物衛生（猫砂など）や高品質な燃料ペレットなど、消費者の日常生活を豊かにする機能性製品を提供しています。

Josef Otto Rettenmaier CEOが率いるJRSグループは、独立性、長期的な視点、持続可能性を重視するオーナー経営の原則を掲げています。これは、お客様と従業員にとっての長期的な安心感と信頼性の基盤であると同時に、最大の革新力を生み出す源泉となっています。ドイツのローゼンベルクを本拠地とし、全世界に90以上の生産・販売拠点、従業員4,000名以上を擁する国際的なネットワークを通じて、最高品質のJRS製品と、アプリケーションおよび生産に関する深い専門知識に基づいた顧客特化型のコンサルティングを提供し、グローバルな問題解決に貢献し続けています。