カド・キャピタル・マネジメント株式会社

カド・キャピタル・マネジメント株式会社は、カド・グループの中核を担う金融商品取引業者として、第二種金融商品取引業および投資運用業を展開しています。設立は2020年7月15日で、本社を東京都渋谷区道玄坂に構え、代表取締役は櫻井淳夫が務めています。

当社の最大の強みは、一般の投資家にはアクセスが難しいオルタナティブ戦略を中心とした、国内外のユニークで優れた投資機会を、日本の投資家向けに提供している点にあります。この「オルタナティブ」とは、従来の株式や債券といった伝統的資産クラスとは異なるリターン源泉を追求するものであり、投資ポートフォリオ全体の分散効果を高め、安定した長期的な資産形成に不可欠な要素となっています。

事業内容は大きく分けて3つの柱から成り立っています。

1. オルタナティブ戦略の提供: 革新的な製品やサービスを生み出す国内外のベンチャー企業に投資を行う機会を提供します。具体的な戦略として、高い成長ポテンシャルを持つ企業への投資を目的とした「国内・海外ベンチャー・キャピタル戦略」のほか、既存ファンドの持ち分を取得する「セカンダリー投資戦略」があります。さらに、「米国プライベート・デット戦略」や「欧州トレード・ファイナンス戦略」など、多岐にわたるグローバルなオルタナティブ投資へのアクセスを可能にしています。これらは、提携する海外の著名なグローバル・パートナー（Corner Ventures、Siguler Guff、Horizon Capitalなど）との強固なネットワークを通じて実現されています。

2. 多様なストラクチャー構築: 国内外の複雑な投資機会を、日本の投資家の皆様が容易に投資可能なよう、最適なストラクチャーを構築・ご案内しています。投資事業有限責任組合（LPS）を通じた投資、任意組合を通じた投資、匿名組合を通じた投資、さらには海外籍LPSを通じた投資や私募投資信託を通じた投資など、日本の規制環境や投資家のニーズに合わせた柔軟なスキームを提供することで、海外の金融商品への投資障壁を低減させています。

3. インベスター・リレーション（IR）: 投資家の皆様に寄り添い、誠実かつ透明性の高い運営に努めています。四半期レポートや決算書、臨時レポートなど、詳細な日本語でのレポート作成はもちろんのこと、複雑な海外商品への投資における税務関係書類の英訳サポートや、海外マネージャーへの迅速な問い合わせ対応を通じて、情報の透明性とアクセス性を確保しています。

当社の役員陣は、野村證券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの大手金融機関で長年にわたり要職を歴任してきた代表取締役の櫻井淳夫氏をはじめ、国際的な投資顧問会社で経験を積んだ釡野昌代氏（カド・ホールディングス代表取締役）など、業界経験豊富なプロフェッショナルで構成されています。この少数精鋭の専門家集団が、グローバルなネットワークと専門性を活かし、継続的に優れた投資機会を提供し、投資家の長期的な資産管理が可能な体制を構築しています。カド・グループ全体として、「よりよい社会の実現に貢献することで、経済的価値を生み出す投資機会を投資家の皆様に提供する」というミッションのもと、日本のオルタナティブ投資市場における独自の地位を確立し、成長を続けています。