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スタジオツアー東京 ‐ メイキングオブハリー・ポッター

 

エリック氏(写真右):米国ミシガン州出身。1988年に来日し、教育の分野で仕事をしながら日本語を勉強した後、ビジネスの世界へ。以後25年間以上、テーマパーク、ホテル、ラグジュアリーリテールの業界で外資系企業にて人事業務全般を経験。その中でもテーマパーク業界での経験が20年と一番長く、今回のWBSTT立ち上げに際してHR Headとして入社。

荒井氏(写真左):大学卒業後、リクルートにて営業を経験。その後、ベンチャー企業で人事として採用のキャリアをスタート。新卒、中途採用をフルサイクルで経験した後、人材紹介会社にて幅広い領域、職種の採用支援に従事。直近は大手コンサルティングファームにて人事採用担当としてITコンサルやM&A領域を担当。2021年7月よりWBSTTの立ち上げ人事としてWarner Media Japanに入社。

 

「スタジオツアー東京‐メイキングオブハリー・ポッター」について教えてください。

当社では今まで映画のスクリーンやテレビの画面を通して、当社のコンテンツに触れていただく機会はあったものの、日本においてはBtoBのビジネスがメインであり、ダイレクトでコンシューマーと繋がる機会がございませんでした。

今回日本だけではなく、アジアでも人気の高いハリー・ポッターという強力なコンテンツを使ってWarner Bros Studio Tour Tokyo(WBSTT)を新しく立ち上げる事になり日本では初めて、コンシューマーと直接繋がることになります。

ロンドンにも同様のスタジオをオープンしていますが、ロンドンのスタジオは最初からハリー・ポッターだけを目的に作られたものではなく、実際の映画の撮影に使われているスタジオを一般の方々に見学をして頂き、映画撮影を体験して頂くことからスタートしております。その後、ハリー・ポッターの撮影で使用されたセットを一か所に集めて、Making of Harry Potterとしてスピンアウトし、イギリスで最も人気の高いアトラクションとして多くの人に楽しんでいただける施設となりました。

ロンドンに続いて世界で2番目のオープンとなりますが、WBSTTはロンドンの2倍の大きさ(3万平米)を予定しており、ロンドンでは実現できなかったエリアやハリー・ポッターだけではなく、続編であるファンタスティック・ビーストのエリアも順次オープンしていくことで1回来るだけではなく、何回も遊びに来て頂ける仕掛けを用意しております。

 

他テーマパークとの明確な違いは何ですか?

スタジオツアーは他のテーマパークとは違い、ジェットコースターやメリーゴーランドはありません。WBSTTはハリー・ポッターという老若男女が知っているコンテンツを通して、映画撮影を体験して頂く場であると考えて頂ければと思います。そのため、運営方法が少し特殊で完全予約制となっており、全ての来場者が共通の体験をしてもらえるように工夫がされております。長い行列になったり、特定のアトラクションにたくさんの人が集中してしまうことがないように設計されているので、自分のペースで各々の楽しみ方ができることも特徴の一つです。

実際にロンドンでも上限7000名として完全予約制を導入しており、ゲストの皆様の満足地も高く、トリップアドバイザーや様々な旅行サイトで最高評価を受けております。

高評価を受けている背景としては単純に撮影セットを見て回るというだけでなく、映画がどのように作られているのかがわかるクラスルーム(授業形式)や小道具などを実際に作っていただく事もできることから、“体験型”のアトラクション施設として多くの皆様に楽しんでいただけていることが要因であると考えております。我々もバーチャルでクラスルームを体験をしましたが、非常に多くの人がたくさんの工程で関わっていることも理解でき、映画作りがより身近に感じられるようになりました。

日本ではWBSTTのような実際の映画作りを体験できる施設はなかったことと、多くの人が訪れやすい東京という場所にこのような”体験型”の施設ができることは、今後の日本の映画/エンターテインメント業界にとっても意味のある事だと考えております。

 

―これからの映画産業に参画する人材育成にも貢献するような施設なのですね―

おっしゃる通りです。実際に映画産業が盛んなアメリカやイギリスの本場の技術は日本ではなかなか経験できないんですよね。そういうものを経験することによって、今後日本のエンターテイメント業界にも一定の影響力をきっと出せると思います。また、アジアでは日本でしか体験できないので、いずれはアジア圏の他国からもたくさんの方にご来場いただきたいと思います。

 

スタジオツアーを日本の東京に誘致した理由はなんでしょうか?

2015年ぐらいから検討が始まりアジアに作ることが決まった時に、いくつか他国もロケーションとして候補にあがっていました。シンガポール、中国、日本が最後に候補地として残り、最終的には日本に決まったのは日本におけるハリーポッター人気の高さが理由です。もともとハリー・ポッターはイギリスで作られたもので、人口の多いアメリカなどで高い人気があるのですが、世界で3番目に人気/知名度が高いのは実は日本なんです。興行収入だけではなく、いまだにテレビでロードショーをやっても毎回視聴率10%を超えるという数値的な裏付けや、多くの国からリーチしやすい等、様々なマーケティングを検討した結果、やはり日本でオープンするのが適切であろうということになりました。

3年ほど前に日本にオープンすることが決まって、そこから(国内の)ロケーションの選定が始まりました。当初50ヶ所以上の候補地がある中から最終的にとしまえんの跡地に建設をするということが決まりました。

 

今後の採用計画について教えてください

今計画を練っている段階ですが、2023年のスタジオツアーオープンまでの間に数百名もの採用をしなければならないので、まずは各部署の管理職クラスを採用中です。スタジオツアーという会社を1から立ち上げていくっていうフェーズに加えて今までにないエンターテイメントをお届けするというミッションの準備も同時に進めていく必要があるので、既存の枠組みにとらわれず、クリエイティブな採用をしたいと考えています。コーポレート機能だけではなく、実際にゲストの方々と接して頂くインタラクターと呼ばれるガイドや接客を行っていただくポジションについては2022年の後半から開始する予定です。

 

御社の職場環境や英語の使用頻度、カルチャーについて教えてください

職種・ポジションによっても変わってきます。英語が不要な職種・ポジションも今後募集は出ると思いますが、英語が話せたほうが間違いなく今後のキャリアに繋がりやすいということが言えると思います。

ワーナーブラザースの旧来のビジネスですと、アメリカやイギリスで作ったものを日本に持ってきて日本のマーケットで売るという、マーケットが日本に閉じている側面もありましたが、スタジオツアーについては、アメリカもイギリスも日本もみんなファミリーのようにお互いを助け合うカルチャーがあります。日本で困っていることがあればアメリカもイギリスもみんな手伝ってくれますし、彼らの経験を全部共有してくれます。その為私たちは日本だけで何かを考えるのではなく、グローバルなオペレーションの中の兄弟会社として彼らともキャリアを一緒に作っていきます。採用はローカルで行いますが、働く環境はグローバルで、当然ながらキャリアもグローバルに広がっていきますし、将来海外で活躍する機会もあるかもしれません。もちろん日本で仕事をするので日本語もビジネスで支障のないレベルは必要になります。

また、役職のレベルが上がるにつれて英語を使う機会も当然増えますので、シニアマネージャークラス以上については英語力は必須です。

私たちはエンターテイナーとしてお客様に喜んでいただくため、今までアメリカやイギリスがどんなふうにやってきたのか、というのをしっかり知る必要がありますし、その時に言語の壁があると実感値として学び取ることが難しいと思います。習得して、それを体現するためにはやはり英語は使えたほうがプラスになりますし、実際にロンドンのスタジオツアーで研修もあるので、言語はわかったほうが学びは深くなると思います。

他アミューズメントパークやテーマパークとは違って、国内のみならずグローバルのつながりを持ってビジネスにかかわれるのはこれもまた一つの魅力だと思っています。

 

最後に一緒に働くうえで重視する人物像を教えてください

荒井氏:
チームで何かを成し遂げたいと思う方がいいですね。オープンする日程が決まっている中、タイトなスケジュールで様々なチャレンジが待っており、困難が立ちはだかったときにチーム一丸となって協力し合い、より良いものを作っていくことに楽しみや喜びを感じる方と一緒に働きたいと考えます。今は20人しかいない組織ですから、組織が大きくなる過程も経験できるまたとない機会でもあるため、スタートアップに興味がある人も歓迎です。 

エリック氏:
ロンドンのスタジオツアーがトリップアドバイザーで★5つの評価をもらっているのですが、その大きな要因の一つとしては、施設設備の評価だけではなくて、従業員とのコミュニケーション、従業員の接し方が必ず評価されていると考えています。
このツアーは、ある程度お客様がご自身のペースで体験できるよう、インターラプターとよばれるガイドしてくれる従業員が随所に配置されています。

従業員もお客様も、お互いにハリー・ポッターが好きな人同士、または映画作り興味がある人同士、そこで盛り上げてくれるのが、このスタジオツアーの従業員なので、東京でも同じような体験をぜひ提供したいと思っています。

ですからコミュニケーションが取れる人、コミュニケーションを大事にする人に来てもらいたいですし、また別の観点では、仲間と一緒に悪と戦うハリー・ポッターの世界観を大事に、夢を大事にしている人に来ていただきたいです。

そしてもちろん、ハリー・ポッターの作品を愛している人に来てほしいですね。

ありがとうございました。

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