外資系・グローバル企業インタビュー Vol.04 グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社

<会社紹介>
2000年設立。グローバルに活躍する人々の能力開発を促進する「グローバル人材育成企業」。クライアントの人材育成担当者との対話を通して、ニーズ分析や、グローバルなリソース を活用し、能力開発プログラムを開発から運営までコーディネートしている。

1.簡単に現在の仕事内容を教えてください。

大きく3つあり、講師、コンサルタント、マネジメントを行っています。講師に関しては、クロスボーダーのM&Aによって、グローバルに展開することが急務になった企業などに対し、コミュニケーションやグローバルイングリッシュといったスキルの研修をしており、規模としては20人から200人、幹部層から新人研修まで幅広く行っています。その中でもご依頼が多いのは、大手企業の中から選抜された幹部の方々です。企業の成長に伴いスピードが重視されているものの、適応できる人材が限られて事業がうまく回らず、人材育成が急務になっているというご事情から、私たちが具体的なアセスメントをしてプログラムを組んでいます。

2.グローバル人材の輩出をビジネスにしようと思ったきっかけや、その時の想いを教えてください。

起業当時は「グローバル化」という言葉はまだあまり使われておらず、国際化という言葉のほうが使われていましたが、「英語さえ話せればOK」という定説がありました。国内市場でご活躍されてきた方は、グローバルスキルを知る機会や、その有用性に気づいていないことがほとんどです。例えば日本の優秀な幹部層のなかには、プレゼンテーションのトレーニングを受けたことがなく、我流でやってきたという方が多くいらっしゃいます。トレーニングの経験が無いために、素晴らしい商品・サービスや想いがうまく伝わらないのはもったいない。海外では同じように優秀な人材であってもそれをさらに効果的にするために階層別に科学的なトレーニングプログラムが組まれるのです。そういった想いから起業に繋がりました。日本のエグゼクティブの方は総じて優秀で、会社のために人の何十倍も努力をされてきた方がほとんどです。「守破離」という言葉があるように、型がなければそれを型破りな個性が生まれないので、そこを補うお手伝いがしたいと思いました。

 

3.御社が考えるグローバル人材の定義について詳しく教えてください。

グローバル人材というと、「国外で通じる人」と思われがちですが、場所に関わらず、リスペクトされ説得力と共感がある人をいいます。図のように、大きく5つの要素が必要で、パソコンのOSとアプリケーションの構造のようになっています。OSに該当する要素は2つ。まず「ビジョナリーシンキング」は、未来に向けて見えている力(Visionary)と具体的に構想する力(Thinking)のこと。「セルフエンパワーメント」は、自分のマインドを柔軟にコントロールする力。よくモチベーションが下がったという人がいますが、会社や上司に与えてもらうことが前提になっていることが多いと思います。たとえ自分の大きなビジョンに反対意見や障害があったとしても、心配事や葛藤を自分で処理し、邁進していくような自立心がないと、グローバル人材とはいえません。OSの周りにあるアプリケーションの要素は3つあります。「ダイバーシティ」は国籍や性別などの違いを認め合って新しい価値を生み出すこと。「コミュニケーション」はプレゼン、ミーティング、ネゴシエーションといったコミュニケーションスキルのこと。例えばミーティングは意見を出し合うだけでなく、物事を時間内に決めるべきスキルなので、そのための能力ですね。そして「グローバルイングリッシュ」は、英文法を絶対間違ってはいけない、という正確性にこだわるのではなく、流暢性を兼ね備えた英語力です。ただグローバルで活躍するには、そのほかに専門性も必須ですし、更にリーダーには、怖がるメンバーを共感させて、未知の場所に連れていけるような、「ストーリーテリング」の力も必要です。こういったスキルは道具のようなものです。いろいろな道具の使い方を知り、且つそれが磨かれていれば、さまざまな場面で対処できます。

 

4.グローバル市場において、日本人に足りないところと、反対に長けているところはどういった部分だと思いますか?

同質性であることが一長一短だと思います。同じような環境にいると、説明しなくても分かり合えるので、自分のことをあえて説明する機会はほとんどないですよね。提携先の海外のビジネススクールの教授に話を聞くと、参加している日本の管理職や幹部の方がディスカッションに入っていけないということを聞きました。海外のエリートは小さいときから、考えをまとめて瞬発的に答えるトレーニングができている一方、日本の方は周囲をみてから発言したり、すばらしい意見でないと発言してはいけないと思っている方が多いのです。それは文化の違いではあるのですが、言語化しないと、どんどんアウトプットの質やスピードが落ちると思います。最近はプロトタイプ思考といわれるように、最初から完璧ではなくても、まずは試して広いところから意見を取り入れながら最後よりよいものに作り上げていく、という手法をとる企業が多いので、No Participation=No Contribution(参加しないことは、貢献をしないこと)となってしまいます。日本では阿吽の呼吸という文化があるので、アウトプットしすぎると対立してしまうのではないかと心配される方がいますが、世界では存在して役立っているというプレゼンスがないとネットワークも広がりません。このギャップを埋めていくことが私たちの課題なんです。

 

5.どんな求職者の方にジョインしてほしいでしょうか?

人の成長に対して興味がある方ですね。私たちのプログラムでは第一線で活躍されている講師の方と、日本の優秀な幹部層の方を繋げているので、非常に貴重で社会貢献にもなっていると思います。ですから、やりきるためには、その価値がわかるための深い興味がないと厳しいかなと思います。性格的には真面目で、クライアントのために全力でコミットできる方にはとても向いていると思います。

 

6.これまでキャリアクロスを通して採用に至ったケースについて教えてください。

これまで何人か採用させて頂きました。ほかの媒体に比べても、先ほどお伝えした人物像を満たしている方が多かったので、今回求人掲載をご依頼しました。こちらが求めている像とのマッチングがいいと思っています。

 

7.御社で英語を使う頻度とその状況、また会社の雰囲気について教えてください。

海外コーディネーターは毎日メールと電話で英語を使います。また海外出張や来日される方とのミーティングもありますし、アプリケーション(応募用紙)を作成したり、ビジネススクールのエッセイを添削することもありますので、能力に応じた仕事があります。国内コーディネーターは外国人トレーナーとのやりとりで英語を使います。研修にも同行するので、海外コーディネーターほど毎日ではないものの、アテンドや不測の事態に対応できる英語力が求められます。会社の雰囲気でいうと、お客様にはよく家族的といわれますね。

 

8.今後のビジョンについて教えてください。

お手伝いさせて頂く方の才能がグローバルで生かされ、自分に自信をもてるようになることが私の喜びでもあるので、もっと活動を広げていきたいです。私が関わることのできる範囲は限られているけれど、関わった人には確実に世界が広がった、あの時のあの経験がなければ今の自分がない、と思ってほしい。また仕事を通じて、日本の人財がどこでも活躍でき、日本の活性化に繋がればと思っています。

 

9.転職を検討している方に激励のメッセージをお願いいたします。

転職は大きなライフイベントなので迷うことも多くあると思いますが、自分が本当に何をしたいかを採用担当の方と率直に話すことが大事です。そのうえで、目の前の仕事を一つ一つやりきれば、希望する条件はあとからついてくると思います。プランドハップンスタンスセオリー("Planned Happenstance Theory")というキャリア論がありますが、一つ一つの機会でやりきっていけば、あとから振り返ったときにつながってきて幸せなキャリアにつながると言われています。そのためには先に計算しすぎないことです。私も活き活きとできることを見つけ、これまでチャレンジしてきて良かったと思っています。

 


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