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外資系企業で出世するために注意すべき5つのポイント

2017.6.12

 

日系企業から外資系企業に転職する方の多くは、仕事の進め方や文化の違いなどに戸惑うことが多くあります。新しく入社した会社の同僚に聞いて解決することもあれば、結局のところよく分からないこともあります。
 
その一つが、「外資系に入ってみたものの、どうすれば出世できるのか」というものです。周りの人に「この会社ではどうすれば出世できるのか」などとは、なかなか聞きにくいものです。
 
そこで、15年以上外資系企業に勤務してきた筆者が「外資系企業で出世する方法」についてお伝えします。
 
外資系企業で出世するためのポイント(基本編)

1.上司との関係を大切にする

日系企業の多くは、新卒または中途で入社してきた人材を、人事部にて事細かに管理しています。そして、人事部は各部門と協議して、どの人材をどのような処遇にするかに深く関与しています。例えば、「田中さんは、東京出身だが現在福岡赴任しており、赴任が3年経つので東京本社に戻すのはどうか」「佐藤さんは直接の顧客向け営業を5年やっているから、そろそろ代理店向けの営業をさせて仕事の幅を広げてはどうか」といった具合です。
 
しかしながら、外資系は違います。多くの企業の人事部は「各部門が業務遂行のために必要な人材を採用するお手伝いをする」「人材の採用・退社の手続きを行う」「給与支払いを効率的に行う」「セクハラ・パワハラなどのトラブル対応」「研修プログラムの準備と運営」といった狭い範囲に特化しています。
 
人事部に力がないということは、逆の言い方をすると、人事については各部門の力が全てであるということです。そして、最も接点のある直属の上司の重要性が高いということでもあります。外資系企業では「一匹狼でも実力があれば生きていける」と思われることがありますが、実際のところ、上司に好かれない一匹狼型の人材は、会社の業績が悪くなると真っ先にリストラ候補になります。
 
好きか嫌いかに関係なく、上司との関係をよく保っておくことは非常に重要です。そして、残念ながら上司との関係が悪い場合、対立してしまった場合は、出世の道は閉ざされていると考えたほうがよいです。

2.配属された部門で出世する(異動で出世はまずない)

外資系企業の多くは「スペシャリスト型」の採用です。例えば、吉田さんは、営業経験が長いから営業として採用する。そして長谷川さんは、マーケティング人材なので、マーケティング部門に配属する。そして、いったん配属されると職種を変更しての異動はまずありません。
 
営業として入社したら、ずっと営業で、マーケティングとして入社したら、ずっとマーケティング担当です。実際、私が所属していた企業でも、同じ部署で全く同じ職種を20年近くやり続けている「スペシャリスト」がいました。
 
日系企業では、部署や職種をローテーションしながら組織の階段を徐々に登っていくのが一般的ですが、外資系はそうした習慣がないので「配属された職種」が全てです。よって、「営業部門が合わなかったから、別部署で出世の道を探そう」という選択はありません。「この部門で出世すると腹を決める」ことが必要だとも言えます。
 
外資系企業で出世するためのポイント(応用編)
 
さて、基本的なポイントを押さえて頂いたかと思いますので、次は応用編を紹介します。

3.昇進パスに乗るための実績を作る

実績は何よりの武器です。特に「数字」で実績を測れる部署であれば、なおさらです。良い実績を出す社員を、外資系企業ではとにかく優遇します。成績優秀者向けの海外旅行(家族同伴・全費用会社持ち)も最低年に1度はあるのが一般的です。
 
では、どのように実績を残すか、ですが、重要な点は2つです。
 
1つ目は「各人の仕事ぶり」です。営業、マーケティング、開発、サポートなど、各部署で決められた目標、各個人に割り振られた目標を達成することです。これは各人が一生懸命に努力して達成すべきことです。
 
2つ目は「自身の働きぶりを主張する」ことです。日系企業では、「自分の仕事ぶりをことさらアピールするのはカッコ悪い」と思われがちです。しかし、「この仕事は自分がこれだけの労力を費やしてやった」と主張しなければ、あなたが頑張った仕事は、別の人の誰かの実績になってしまうのです。
 
もしあなたが頑張ったおかげで成功した仕事・プロジェクトなどあれば、完了時に「To: 上司、CC: 関係者全員」で報告メール兼、関係者への感謝メールを送るのが良いでしょう。「私がプロジェクトをリードしました」ということを示す実績になります。

4.上司のよき相談役になる

1.で紹介した「上司との関係を大切にする」の上級編のポイントです。上司の良き相談役になるためには、上司の仕事内容、得意分野、苦手分野などを理解しましょう。その上で、上司の苦手分野をサポートしたり、仕事の一部を手伝うことです。そして上司から「頼れる部下だ」と思われるようになり、上司が悩みを打ち明けてくるようになると、昇進が近づくことでしょう。
 
これを「上司にこびている」と考えるか、「良き相談役の部下を出世させるのは当然だ」と考えるかは人それぞれです。

5.英語を習得する

外資系企業といえど、全員が英語を話せるわけではありません。ほとんどすべての社員が英語を話せる会社もあれば、逆に1割ほどしか英語を話せない会社もあります。しかしながら、取締役クラス、執行役員クラスになると、英語を話せる人がほぼ100%になります。本社との重要なやりとりが発生し、それについて意思決定をしたり、本社と条件交渉したりするためには、英語が必要不可欠になるからです。
 
逆に言うと、出世する気がなく、日本人同僚と日本人上司、そして日本人の顧客に囲まれているのであれば、英語を学ぶ必要はありません。しかし、外資系企業では常に、上司が外国人になる可能性があります。上司が外国人になった場合、英語で意思疎通ができない社員は「それが理由でリストラされるわけではないが、英語ができる社員よりもリストラされる確率が高くなる」ということは理解しておきましょう。
 
一生懸命やってもだめだったら、別な会社で道を探す
 
外資系企業で出世する5つの方法をご紹介させていただきました。これらの方法を試して頂ければ、外資系企業での出世の道は見えてくるかと思います。しかしながら、会社の人事については会社ごとに様々な特徴があります。
 
例えば「新卒社員を優遇して出世させる企業」もあれば、逆に「幹部クラスは全て中途社員で、新卒が出世できない」もあります。「重要なポストは本社からの天下り幹部ばかりの企業」もあれば、「重要ポストに外国人が一人もいない企業」もあります。
 
上記の5つのポイントを行うことは出世への近道であることは間違いありません。しかし、このポイントに従って行動すれば、必ず出世できるわけでありません。もし、あなたが上記のポイントを全て大幅に満たすほどの実績・頑張りがあっても昇進できない企業の場合、その会社にはあなたが昇進できる余地がないと思ったほうがよいです。「企業文化」「上司の好き嫌い」「ポスト不足」など原因は様々です。
 
このような場合、ポジションや待遇アップを目的として、自分の実績を高く評価してくれる企業に転職するのが良い方法です。1つの企業で評価されない人が、別な企業では高く評価されることはよくありますので、昇進できない自分を責めて無理に会社に固執しないことです。「見切りの良さ」は、良いキャリア形成にとって非常に重要です。

                                              

この記事を書いた人

M様

外資系IT企業に15年間勤務。世界的に有名なIT企業2社の日本法人にて、営業と社内システムを担当。現在は独立し、外資系企業でのグローバルな経験をもとに執筆活動も行っている。



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